昨年7月に死去したアイルランド出身の歌手、シンニード・オコナーさん(享年56)のレコード会社と遺産財団はこのほど、トランプ前米大統領が選挙イベントでオコナーさんの楽曲を使うことに強く抗議し、中止を求める共同声明を出しました。
声明は、米歌手プリンスさんが作曲し、オコナーさんがカバーして大ヒットした「愛の哀しみ」をトランプ氏が使っていることに対し、本人が知ったら「嫌悪と苦痛、屈辱」を感じるだろうと抗議しました。
オコナーさんが生涯にわたって誠意と優しさ、公正さ、品位という規範を熱心に守り続けたことはよく知られていると強調し、トランプ氏が政治集会でこの曲を流していることが分かって「激しい憤り」を感じたと述べています。